村瀬眼科クリニックの白内障手術

できる限り痛くない手術をめざして
手術前に何度も麻酔をすることにより痛みを軽減します。
手術中に痛みが出た場合は、麻酔を追加することで痛みをなくすようにしますので、お声がけください。
小切開手術(2.4mm)
手術後の感染を起こさないように、また、術後の早期回復のためにできる限りの小切開手術を行います。
短い手術時間
患者さまに負担がかからないように短い時間で、安全性の高い手術をめざしております。
手術治療
白内障が進行してしまい、日常生活に不自由を生じてきた場合には手術治療を行います。
濁ってしまった水晶体を砕いて吸い出し、人工的なレンズ(眼内レンズ)を入れることで視力を回復させます。

角膜(瞳の表面)に小さな切り込みを入れ、そこから濁ってしまった水晶体を削りながら吸い出します。
吸い出します

それまで水晶体があった部分に、水晶体の代わりの働きをする人工的なレンズを挿入します。

レンズが広がって、ピタリとはまります。角膜の切開部分も小さいので、縫合も必要ありません。
白内障手術の流れ

手術当日を迎える前に、説明会(月曜・金曜)を行っております。書面やホワイトボードを使い分かりやすく説明させていただきます。どうぞご家族でお越しください。


ご来院いただきましたら、リカバリールームにて点眼などの手術への準備を行います。それぞれのソファはカーテンで仕切られておりますので、リラックスしてお過ごしいただけます。


準備が整いましたらいよいよ手術です。痛みを少なくするため、麻酔方法や回数などを工夫しております。また、術後の感染リスクを減らすため、術前の消毒だけでなく術中にも消毒しております。


手術後はリカバリールームでお休みいただけます。手術後の生活や通院についてご説明したのち、その日にご帰宅いただけます。


通院の間隔につきましては、状況によって異なります。詳細はお問い合わせください。
白内障手術FAQ
手術は痛みを伴いますか?
麻酔がよく効いていれば、強い痛みを感じることはほとんどありません。
もし術中に痛みを感じたら、麻酔を追加することもできます。無理に痛みを我慢する必要はありませんので、心配な方は遠慮なく医師にご相談ください。
手術時間はどのくらいですか?
10分前後です。切開する幅は2.4mmと小さいため、ほとんどのケースで縫合の必要がなく、その分手術も早く済みます。
手術前に気を付けることはありますか?
生活上の制限はありませんが、手術の前日はよく眠り体調を整えてください。また、手術3日前にお渡しした術前点眼薬を、手術する方の目に1日4回さしてください。
眼内レンズは一度入れたらずっと使えますか?
はい、お使いいただけます。濁ったりすることもありません。
眼内レンズは触るとズレますか?
非常に強い衝撃を与えない限り、触ってズレることはありません。ただし、術後は汚れた手などで触ると感染を起こす可能性がありますので、お気を付けください。
手術の後はどれくらい安静が必要でしょうか?
ほとんどの場合、術後にお一人で歩いて病室に帰れる状態になります。
翌日より軽い仕事、作業はできるようになります。詳しくは医師にご相談ください。
手術後の検査はどれくらいの頻度ですか?
手術翌日より3日間は診察・検査が必要です。その後1か月ほどは週に1回、2か月目からは月に2回と、徐々に間隔を開けながらご来院いただきます。通院日は医師と相談の上決めていきます。
眼内レンズの種類
水晶体の代わりに入れる眼内レンズでは、ピントを調整することができません。このため一般的な単焦点眼内レンズを使用する場合には、患者さまの生活スタイルに合わせて、ピントの距離を近くにするのか、遠くにするのか、選択する必要があります。
また、近くと遠くの2つの焦点を持った2焦点レンズ、3つの焦点を持つ3焦点レンズもありますので、くわしくはご相談ください。

1点にピントが合う状態になります。

(2焦点・3焦点)
ピントが複数(2点または3点)に合う状態になります。
単焦点眼内レンズ・多焦点眼内レンズの
メリット・デメリット
単焦点眼内レンズ | 多焦点眼内レンズ (2焦点、3焦点) |
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メリット | ピントが合ったところが、くっきりと見える |
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デメリット | ピントを合わせた以外のところはメガネが必要 |
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3焦点レンズ